挑戦する事でしか
辿り着けない未来がある
ワークショップ水口では、まず「やってみる」ことを大切にしています。
何事もチャレンジする時、はじめて行動する時には少し怖いものです。
この怖さを感じるのは、緊張や大きな変化に自分が追いつけるのかどうか不安になったり、未来の自分を想像しても、はっきりと先が見えず前に進むことが難しいと思っているなど、人それぞれあると思います。そしてこの感覚は、誰もが経験しています。
みなさんが今これを感じているならば、その感覚は大切なものです。
自分の未来をチェンジするタイミングが”今”来たということです。だからこそ、”今”のこの緊張や不安に思っている感覚を楽しむことが大切です。
ワークショップ水口で体験する「やってみる」の連続は、想像していた怖さや不安を少しずつ変化させ、「やろう!」「できる」という強く大きな自信と未来につながります。
自分で考え、
自分で気づく
メンバー一人ひとりが自分で“考え”チャレンジすることと、小さな“気づき”は、ワークショップ水口全体の成長とステップアップにつながっていると思います。
お互いを認め合う気持ちを育み、支え合う姿勢を大切にしています。
観察、応用、実践で
理想につなげる
農業事業ではメンバーで協力して、野菜や苺の管理と収穫をしています。
管理業務としては、畑の除草や、苺の古い葉等を取る仕事しています。収穫では効率が求められます。前回よりも早くできるようにするにはどうすればいいかを常に考えて行っています。私はこの時に一緒に収穫をしているメンバーをみて、どうやって収穫をしているか観察をしました。
やり方やタイミングを見て、自分の収穫の仕方に応用ができないか参考にしました。私のやり方とメンバーのやり方、それぞれの良い方法を取り入れれば、収穫作業が早くできるのではないかと気づきました。
私はこの気づきを実践し、収穫を早く行うことができました。こういった個人の気づきをメンバーで共有すれば、全体のスキルアップにつながるのではないかと思いました。
小さなできることが
大きな助けに
珈琲事業ではドリップバッグを主に作リます。具体的な作業としては、ハンドピック、シーラーとケース詰めなどを行います。メンバー個々に違う作業を割り振られています。たくさんの注文があったときは大変です。ドリップバッグを作る際、内袋と外袋のシーラー作業に時間がかかります。今回、私に割り振られた内袋のシーラー作業は、外袋に比べると短時間で終わります。このとき、自分にできることがなにかあるかを考え、メンバー同士でチームワークを図り、内袋のシーラーが早く終わり次第、外袋のシーラーをしているメンバーに声をかけ一緒にシーラー作業を行いました。
お互いにどのくらい手助けができるのかに気づく、このことに私だけでなくメンバー全員が考えながら作業ができれば、注文がたくさんあったときも落ち着いて作業ができるのではないかと思いました。
わたしのことばは
受け入れてもらえますか
デザイン事業の一環として季刊誌「waku」の制作に携わり、メンバーやスタッフに取材をさせて頂く機会がありました。
取材にあたり相手からどのような答えを引き出せるか考えました。私の言葉使いだけでなく、相手の緊張をほぐす環境作りや私の態度、姿勢が相手に大きく影響するだろうと、事前にどんな取材の雰囲気を作るかを考えました。
メンバーそれぞれに合わせた雰囲気を作ったことで、とても良いフレーズが発せられたり、普段は話すことが苦手だといっていたメンバーから出た一言に「こんな考えを持っているか」とはっとさせられたりしました。
私が考えていた以上の答えが出たとき、自分のかけた言葉が間違っておらず、さらに相手に良い影響を与えられたのだと気づきました。